レッドウィング8804のスーパーソールで考えた。

ブーツが好きでよく買い

ブーツが好きでよく買います。といってもブーツの購入は年1~2回くらいです。それでブーツをよく履くのか聞かれると、実はあまり履いていないのです。
持っているブーツの数に対して、履く機会の少ないこと、少ないこと。

レッドウイングで最初に買ったのは、ポストマンシューズでした。アメリカの郵便局であるUSポスタルサービスの指定靴だったようです。
黒いプレーントゥでラバーソールでした。普通に仕事用に使おうと考えていました。当時ポストマンシューズが廃番になる聞いて、廃番になる前に購入したのですが、今でも販売しているようです。何だったのでしょうか。

2足目のレッドウイングがスーパーソールという黒いラバーソール仕様の8804という品番のブーツです。黒いラバーソールはウレタン素材と書いていますので、ゴムではないかもしれません。

ウレタンは加水分解という化学反応で劣化することがあります。以前履いていたメレルのアウトドア用のシューズは頑丈そうな見た目とは違い、ソールが見事にはがれてしましました。アッパーが合皮だったので水で洗ったところ指がソールにめり込んで行くのです。ようかんに指を入れるとこのような感触なのかもしれません。最初は状況がわからず慌てましたが、どうもこの靴は寿命のようです。あきらめてソールを剥がしてみました。変なたとえですが、ようかんを千切るときはこのような感触かもしれません。
メレルのほうは買って10年くらいだったと思います。ほとんど履いていませんでしたのでもったいないことをしました。もっと履いてやればよかったと後悔しています。

ウレタンの加水分解はメレルのせいではなく、素材の特性です。もっと劣化しにくい素材を使えばいいのにと思いますが、塩ビがダイオキシンを発生させるなどと問題になり、一部の製品は塩ビの代替にウレタンが使われていました。ナイロンバッグの裏のコーティングなどもそうです。塩ビは一気に悪者にされてしまいましたが、もう少し冷静に対応できなかったのでしょうか。

ナイロンやポリエステル製のバッグの裏にウレタンがコーティングされている場合は、5年~10年でコーティングが劣化しべたつくようになったりします。
ファッション性も含めて、最近の素材は劣化することもあるので、3年くらいで着まくって、履きまくって、使いまくるのがおしゃれでエコなのかもしれません。

その点、革製でグットイヤー製法のポストマンシューズは長寿命です。レッドウイングのスーパーソールもウレタンといいながら全く劣化を感じさせません。修理もできそうですし、当分楽しめそうです。

長く使うものと、3年くらいをめどに使うものをうまく組み合わせるのが良いようです。

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