オールデンのプレーントゥがNO.1通勤靴だったころ

はじめて買った海外製の本格的なドレスシューズがオールデンでした。
もう20年以上前になります。

セレクトショップで1足だけ残ったオールデンのプレーントゥがひっそりとセールになっていました。オールデンはアメリカのシューズメーカーで、ホーウィン社のコードバンという光沢感の強い革を使った靴が有名です。
そのセール品のオールデンは、コードバンではなく、カーフ製のプレーントゥでした。
当時はコードバンが10万円程度で、カーフが6~7万円だったように記憶しています。
セールで3万円台後半くらいになっていましたが、当時の自分にとってはそれでも高価で靴に出せる値段ではありませんでした。

雑誌でしか見たことのなかったオールデンが目の前にあり、セール品になっているということで、試着させてもらいました。
履いてみてそのフィット感にびっくりしました。土踏まず付近が独特のフィット感で、足の指先は締め付ける感じがなく、足全体を足にとって理想的な位置に包み込んでくれる感覚なのです。
私の足は幅広で偏平足というドレスシューズが似合う形ではないのですが、それだけにオールデンのフィット感に感動し、思わず買ってしまいました。
黒色のカーフレザー製プレーントゥで、モディファイドラスト、サイズは8インチでワイズはDでした。

ドレスシューズなので、本当は1日履いたら少なくとも1~2日は休ませるべきなのですが、当時持っている靴の中ではオールデンが圧倒的に履き心地が良かったので、ついつい、下手をすると毎日履いていました。
酷使すると靴底がすり減っていくため、レザーソールにはラバーを貼っていました。ヒールもラバーも何度か交換し、かかとの内側の革が擦り切れて、表面の革にひび割れが出るまでまで履いていました。10年くらい第一線で活躍してくれました。

コードバンはデリケートなので、このような使い方はできませんが、日常履く靴としてはカーフでよかったと思っています。
今、同じと思われる靴(品番53507)の価格を見ると、税込み101,520円になっていました。
靴の価格としては、高いのですが、10年間履き続けた経験から考えると、十分もとは取れると思います。
靴も流行がありますが、なぜかオールデンは当時と形が変わらないように思えるのですが、相変わらず人気のようです。
休ませながら履けば20~30年は持ちそうな気がします。

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