存在感に惚れてトリッカーズのウィングチップブーツを衝動買い、の反省と教訓。

トリッカーズ ウイングチップブーツ

ショップで展示しているトリッカーズのブーツをカッコいいなと思って見ていました。
黒のウイングチップのカントリーブーツです。
トリッカーズは「英国王室御用達」を意味するロイヤル・ワラントを与えられている英国の老舗シューズブランドです。
英国の老舗メーカーというだけで気になってしまいます。
我が衝動買いの歴史の中では、グローブトロッターのトロリーケース(キャリーケース)と、グローバーオールのダッフルコート同時2着買い、トリッカーズ3連発、クロケット&ジョーンズ同時2足買いの英国爆買いのひとつです。

ついつい、ショップで見ていたのですが、そのうち手に持っていろんな角度から眺めていると、ショップの方に声をかけられ、試着して、購入するというわかりやすい衝動買いをしてしまいました。当時6万円くらいだったと思います。

仕事で履くには存在感があり過ぎでちょっと無理だし、休日履くにしても合わせる服を選ぶので、使うシーンがすぐには想像できなかったのですが、ツイードジャケット(ハリスツイード、スチアンコル製)を合わせればいいかと思って買いました。

衝動買いは私の中では失敗の歴史でして、欲しくて買うのですが、所有すると満足するというか、結局履かないで置いておくということの連続でした。
英国の老舗が作る、定番のドレスシューズということで、自分では一生ものという位置づけなので、今履かなくてもいいやという言い訳もあったのだと思います。

これが失敗のもとで、その後の失敗の連鎖の結果、気に入って買った靴を10足以上手放すことにつながったのでした。

買った靴は7.5インチ(26cmくらい)で、ワイズ(幅)は5(トリッカーズの表記では5で、一般的にはEくらいらしい)でした。試着した時は足の前後はあっていると思っていました。ワイズが少しきついかなとは思いましたが、甲革(アッパー)の足の形状に沿って伸びるだろうし、グットイヤーウェルトの本格的なドレスシューズなので、中底の革やその下のコルクの詰め物が履いているうちに沈んで足にあってくるだろうと思っていました。
また、そのころのうわさでは、フランスの専業靴メーカーの名物店員(東京のショップ)が履いているうちにフィットしてくるので小さめを薦めるという話があり、頭の中に残っていたと思います。

結局、購入後10年以上履かずに置いていたのですが、そこころには足が少し大きくなったようで靴のサイズが合わなくなっていました。
体重が増えたことで足のサイズも変わったのかもしれませんし、買ったころより歩かなくなったことも影響しているかもしれません。

買ってすぐ履いていれば、その履いた経験値がその後の買い物に生きていたと思いますが、履かなかったために同じ失敗を繰り返していたのでした。
買ったらすぐ履け、履き倒せ、というのが教訓ですね。

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