中国の展示会の最終日は午前中まで。

中国の展示会といっても、限られた展示会しか見ていないので、全てそうなのかはわかりません。私の行った展示会では、最終日の昼を過ぎたころから出展社の片付けが始まります。最終日前日までが6時終了で、最終日は少し時間を早めて5時終了が展示会の閉会時間ですが、最終日に時間通りに終わることはありません。

最終日の昼を過ぎたころから、出展社は展示物を片付け始めます。昼食が終わって帰り支度をするのです。全ての出展社が同じように昼過ぎから片付けを始めるわけではありませんが、片付けを始める出展社は周りに気を使うことなく、段ボールを運び込み、通路にはみ出しながらサンプルやカタログを詰めていきます。ごみは通路に捨てています。
中には展示していたサンプルの即売会を始めるブースもあります。

午前中は展示会の雰囲気でしたが、片付けが始まると会場の雰囲気が一変します。入場者もあきらめて、帰り始めます。

やはり展示会はできるだけ初日から見るべきです。最終日がこのような状態になるから、だけでなく、日本でライバル関係になる会社も同じように展示会に視察にくるため、少しでも早く有望な商品を探し出す必要があります。有望な商品であれば、早々に日本市場への独占契約を結ぶ会社もあるかもしれません。私はそこまで急いで決めることはありませんし、どちらかというと良い会社や工場を探して、じっくりと決めていきたいほうです。それでも、展示会の前の日から乗り込んでということはありませんが、初日に日本を出発し、会場へは午後には入りたいと思います。

初日から会場入りすれば、時間の余裕があるので最初は短時間で見て回り、有望な会社や商品は2回目の訪問をしてじっくりと商談することもできます。意外と最後になって全て見たつもりになってぶらぶら歩いていると、良い会社や商品を見つけることもあります。このように偶然が左右することがあるので、展示会を訪れる会社(日本のバイヤー)によっては10~20人くらいの大人数でくる大手企業もあります。社長など決裁者もいて、現地で注文などを決めていくのでしょう。

展示会場は物を見るだけでなく、出店社や訪問する会社の人の動きを見るのも面白いです。

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