中国出張中にインフルエンザ・・・だったかも。

その時は4泊5日の中国出張でした。上海の浦東空港に到着し、上海近郊の工場で打ち合わせをした後、飛行機で洛陽に移動しました。いつも中国出張は中国人のスタッフと一緒です。私は中国語ができないので、中国人スタッフに助けられながらの出張です。
そこまではいつも通りでした。しかし、洛陽についたころから気分が悪くなってきたのです。身体がだるく、頭も重い感じです。先週から忙しかったので疲れのせいかと思いその日の夜はホテルについてからすぐに寝ることにしました。

2日目は朝起きた時から体の節々が痛みます。食欲もなく朝食は抜きました。午後になるとのどが痛くなってきました。嫌な予感がします。
出張2日目で体調が大幅に悪化しました。風邪と思われますが、だいぶ症状はひどいようです。取引先の工場に夕食を誘われましたが、体調が悪いことを理由に辞退し、ホテルに入りました。食欲はないのですが、空腹には違いありません。行きの飛行機の機内食についていたピーナッツを食べ、風呂に入って寝ることにしました。風呂に入るのは、寒気がするので身体を温めるためです。

3日目は洛陽から飛行機で上海に移動する予定でした。
2件工場を訪問し、3件目でダウンしました。3件目の工場での打ち合わせが終わり、空港まで送ってもらう予定なのですが、飛行機の予定に合わせて時間調整するためにその工場で待っていました。どうも熱が上がったようで寒気がします。あまりひどいので相談すると、工場のオーナーの車にヒーターを入れてくれました。その車の中で1時間弱ぐったりしていました。

その後そろそろ出発かと思って、中国人スタッフに声をかけると、中国人スタッフが言うのです。
「飛行機はキャンセルして、バスにしました。バスなら寝れるでしょう。」
びっくりしました。聞くと飛行機とバスの出発場所と到着場所はそれぞれ異なるのですが、乗っている時間は飛行機なら1時間弱、バスなら3時間です。
この調子の悪い状態でバス3時間。中国人スタッフは気を利かせたつもりのようですが、完全に裏目に出ています。
結局3時間バスに揺られて移動です。バスといっても日本の高速バスのような快適さは一切ありません。だいぶ古いバスのようです。狭い座席で膝が前の座席に当たり、肘も隣の人とくっつくような状態です。バス自体のサスペンションも既に寿命を過ぎているようで、路面の凹凸をまともに拾い3時間揺すり続けられました。

今回は反省の多い出張でした。
まず、保険をかけていない。
クレジットカードの付帯保険はありますが、メインカードはカードでチケット代などを支払いしないと保険の対象になりません。サブカードの保険は保証額が小さいためどこまで役に立つかわかりません。
上海など大都市であれば、なんとかすぐに日本に帰ることができます。しかし洛陽からは少なくとも国内線の移動があります。何便もあるわけではないので、急に日本に帰る必要が出ても1日で帰れる可能性は低いです。保険があれば、中国で病院に入り、日本から家族に来てもらうとか、特別な便で日本に帰るなど、最後の手段が使えます。

次に、体調が悪い場合の準備が全くできていませんでした。
体温計、薬、すぐに食べられるものなど。

何とか5日間の予定をこなし、金曜日にぼろぼろの身体で日本に帰ることができました。土曜に病院に行くと、症状からインフルエンザだったかもしれないと言われました。中国では現地でマスクをもらってつけていたので、人にうつすようなことはなかったのが幸いでしたが、現地での不安と苦痛は忘れられません。

その後、次の出張の準備として、体温計や薬、携帯できる栄養食にフリーズドライの食品を買いました。
そのうち、カードの見直しか、出張のたびに保険をかけようと思います。

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